2020.08.24(月)
テーマ:「休業で2億円の売上が喪失・新たな取り組みで1億円を挽回」
報告者:(株)秀岳荘 代表取締役社長 小野 浩二 氏
登山とアウトドア用品店である「秀岳荘」は新型コロナウイルスの感染拡大による休業要請を受け、年間で一番の稼ぎ時であるゴールデンウイーク期間の約2週間、札幌市内の2店舗を休業しました。その結果、予想を上回る約2億円の売り上げを喪失。たちまち資金繰りも厳しくなりました。そのため、はじめて社員の夏季賞与を一律20%カットするとともに、役員は役員報酬を3か月間3割カット、社長は5割カットを断行します。
そんな中、コミニケションアプリの割引クーポンを活用することで、来店者を6割程度に抑えながらも売り上げを伸ばす方法を確立。他の感染防止策と併用することで、店舗の3密を回避し、従業員とお客さんの安全を守るだけではなく、長年悩まされた混雑時のお店の周辺道路の渋滞も緩和することができました。
従業員と家族の安全を確保することを第一に、 お客様の安全ならびに地域住民の安全にも配慮しながら「新型コロナ」というピンチをチャンスに変えた小野社長。昨今のキャンプブームは20年周期で訪れるキャンプブームの一環と捉え、ブームだけに頼らず「創業の精神“良い物を 安く 親切に”を忘れずに社員とともに地域に根差した企業経営をしていきたい」と力強く語りました。
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