共育委員会 経営者による経営者のための共育例会
2016.10.17(月)
札幌支部共育委員会は9月21日、『経営者による経営者のための共育例会』を開催し、49人が参加しました。
当日はパネルディスカッションに加え、場内からの質問を随時取り入れ、双方向形式で開催。コーディネーターにはインフォネットの岩谷公司社長、パネリストには清水勧業の土屋洋二会長、札幌デンタル・ラボラトリーの山賀英司社長、岩見沢液化ガスの渡辺美智留社長、どんぐりの野尻雅之社長を迎え、親族内承継、親族外承継双方の体験に学びました。
今回のメインテーマは『継がせる想い、継ぐ覚悟』。事業承継について、「継ぐ前と継いだ後で変わったことは」「オーナー権はどのようにして譲る予定か」「継いだ後にどういった独自性のある経営を目指したか」などの質問が投げかけられ、4人のパネリストがざっくばらんに回答しました。
土屋会長は、「中小企業の社長の信用は資産だと見られがちだが、その他に人としての魅力が必要。人として成長するためには、同友会で勉強して仲間を作り自分を磨く努力をすることだと思う。私は親族内承継だったが、後継者は親族外承継。後継者に求めるものは人としての魅力と、あとは理念をしっかり伝えてくれるかどうか」と話しました。
また、野尻社長は「以前は間違っているか否かで判断していたが、社長になってからは、何をやりたいかどうしたいかを自分でイメージして物事を考えるようになった」と話しました。
参加者からは「経営者としての体験や思いを聞き、事業承継の問題点と解決策を得ることができた」と感想が寄せられました。
(中小企業家しんぶん 2016年10月15日号より転載)
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