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国際ビジネス研究会がカンボジアなど視察

2017.05.17(水)

札幌支部国際ビジネス研究会は3月18―23日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中で今後の発展が期待される、カンボジアとラオスを経済視察し、14人が参加しました。

カンボジアの首都プノンペンでは、キョクサン(道北あさひかわ支部会員)の現地法人の店舗と工場、3年前にカンボジア1号店として開店したイオンモールプノンペン、コンクリート製品を製造販売する大村カンボジアなどを見て回りました。

内戦の爪痕が深く残っていますが、経済成長率は7%超と高く、今後交通インフラが整備されることにより物流が確保され、縫製業をはじめとする製造業に対し、カンボジアへの投資は更に進むものと考えられます。

ラオスの首都ビエンチャンでは、進出企業の支援を行う「Lao Japan Marketing Sole Co.,Ltd」、日本が支援し、女性に染色から織りまでを指導するホアイホン職業訓練センター、市内商業施設などを訪問しました。

ラオスはメコン川での水力発電が注目され、総発電量の90%を近隣諸国へ売電し、鉱物資源と共に外貨獲得の柱になっています。また、広い国土を擁し、農業分野への投資も期待されています。

両国共に表面上は内戦などの混乱の影響は感じられず、今後の経済発展が期待でき、中間層・富裕層の増加と共に将来はタイやベトナムに続くマーケットとして、北海道の食品輸出、来道観光客のターゲットになるとの思いを強くしました。

メコン川に沈む夕日と、対岸に浮かぶタイの寺院のシルエットの美しさに、平和の尊さを改めて感じました。

(執筆:札幌キャリアサポート 代表取締役 大谷聖二)

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