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IT経営部会 4月例会を開催

2018.04.24(火)

IT経営部会は、4月23日に4月例会を開催。「受発注~請求支払業務の生産性が一気に上がる!~中小企業向けの電子商取引(EDI)がすごいことになってきた!!」と題し、(株)ビーム・オンの熊坂和也氏が報告しました。

中小企業においては、ファックスや電話による発注・受注が一般的ですが、発注書の起票・送信、そして受注後の在庫確認・受注連絡、発注書の保管などの諸業務が伴います。

熊坂氏は、昨年中小企業庁が行ったEDI(Electric Data Interchange:電子データ交換)による受発注の実証実験事業に関わり、その経緯と実験結果を、EDIの基本的概念と共に報告しました。

同事業では、商品管理のソフトウェアを持たない中小企業向けに簡易管理ソフトウェアを開発し実験参加企業に提供しました。また既存のソフトを持つ企業と互いにデータが連携できる仕組みを開発し、どのような業種・規模であっても受発注データが連携できる態勢を構築しました。それらの環境を使って行われた実験に基づき、熊坂氏は「中小企業同士、中小企業から大企業に発注をかける場合などで大幅に業務時間が短縮され、生産性が向上した」と述べました。

熊坂氏は「中小企業は、大企業に人や金ではかなわないが、独自ノウハウの点で強みを持っている。しかし情報の活用に注意が向いていない。ここを強化すれば、中小企業はもっと強くなれる」と強調しました。

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