HOME > 活動報告 > 活動報告 > 少子高齢化へ備える、北海道トンボの取り組み<東地区会6月例会>

少子高齢化へ備える、北海道トンボの取り組み<東地区会6月例会>

2019.06.22(土)

東地区会は6月13日札幌総合卸センターで例会を開催しました。
北海道トンボ安田和弘社長(東地区会幹事)から「少子高齢化時代に対応した取り組み」として実践報告がされました。

学生服の企画・製造・販売を手掛ける同社では、少子化による市場規模の縮小が大きく売上に影響してゆきました。
安田氏は「学生服は、販売時期が新学期に集中する傾向で、衣替えなどの販売機会が減少しているため、数年・数十年先と大きなスパンでの市場動向を読む力が重要になります。」と自社の特徴を語りました。

具体的な取り組みとして、年齢別の地域人口や入学者数の推移など、詳細なデータを紹介。
安田氏は「数値化したデータを出す事で、自社の強み弱みも明確になります。社員にも、数字でモノを語れるように、と伝えています。」
と語りました。

また、高齢化による販売店の減少も課題となる制服業界。同社では、学校向けのネット販売など新しい取組みにも挑戦しています。
「厳しい環境の中で長く生き残ってきたのは、導き出したデータを元に時代に合った戦略を取ってきたからです。市場や地域を分析する努力をすれば少子高齢化も一つの差別化を図る機会となります。」と最後に安田氏は語りました。

関連タグ: